今年で早くも2回目となったインターンシップは2dayで行いました。昨年好評だった2dayを少し進化させ、実店舗での就業体験を新たに導入。今回も非常に満足度の高いインターンシップになったと思います。その様子をぜひご覧ください。
2dayインターンシップの様子を動画でご覧いただけます。
※小さい画像はクリックすると拡大できます。
2dayの初日は本社を飛び出し、ブロイラー(食用の若鶏)の処理・解体工場を見学しました。松山空港周辺の臨海工業団地にある当工場では一日に約1万5千羽のブロイラーが屠殺され、お肉となります。
しっかりと手を洗い、少しドキドキしながら、いざ工場内へ。
衛生上の関係で商品とは逆の流れで工場を回ります。包装現場では段ボールを組み立てる人のあまりの早さに目を丸くしていました。
解体工場へ入ると、まず目に飛び込んでくるのは2台の大きな計量機と次々にお肉を袋詰めする自動包装機です。工場内は機械音がうるさく、社員の説明を聞き逃さないように身を乗り出しながら耳を傾けていました。
普段は絶対に見ることが出来ないブロイラーの解体の様子に興味津々の学生。ベルトコンベアで次々に流れてくる鶏肉とそれを素早く捌く従業員の手元にしばし見入っていました。
工場見学の後は、弊社のブロイラー事業についてレクチャーを受けます。衛生管理や県内養鶏業の実情など、普段何気なく食べている鶏肉がどのように消費者へ届けられているか興味深そうに聴いていました。
お昼ご飯は近くの産直市場へ。今回の参加者はいずれも体が大きく、男子全員ごはん特盛で注文。負けてられないと私も特盛をオーダーしましたが、半分ぐらい食べたところで箸が止まってしまいました。
昼食の後は、店内にある弊社の精肉直売店を見学。たまたま店内にいた取締役営業統括部長から思いがけない激励を受けることができました。
本社に戻ると次は本社工場内を見学です。
これもまた、普段見れない製造現場に興味津々でした。
今回もウインナー工場では出来立ての伊予ウインナーを試食することが出来ました。
一日目の終わりには、他の人を紹介する他己紹介を行いました。参加者同士が移動中や休憩中に会話して、知り得たことや感じたことをお互いに教え合うものです。本来は誰か一名の紹介でもよかったのですが、中には私たち社員も含め全員の紹介をした学生もいました。自分に興味を持ってもらうにはまず相手のことに興味を持つことが大事です。初対面の人でも積極的にコミュニケーションを取ることを心掛けてもらうためのちょっとした試みでしたが、とてもいい勉強になったと思います。
「見学するだけでなく、どのような考えで取り組まれているかを聞くことができたのでよかった」
「普段食べている鶏肉がどのように消費者へ届けられているかが知れて勉強になった」
2日目のインターンシップは実際の就業体験です。営業体験コースと販売体験コースに分かれてもらい、それぞれの現場で先輩社員と一緒に仕事をします。
営業体験コースは朝の7時からスタートでした。スーパーへ商品を配送するトラックに乗り込み、先輩営業マンと共に取引先を回ります。
生憎の雨の中、重たい荷物を荷卸しする学生。手際よく仕分けしながら冷蔵庫へ納品する先輩社員に一生懸命ついていっていました。
参加者の中には「挨拶が出来ていない」と取引先から叱られた学生もいました。本人は自分の至らなさを痛感でき、とてもいい経験になったと話してくれました。
営業から戻ってきた学生は「疲れましたぁ~」と言いながらも、晴れやかな表情で、やり切ったことに対して満足そうな様子でした。
「自分の未熟さを実感し、成長しなければいけないという思いが強くなりました」
「この経験は今後の人生で大きな財産になると思いました」
今回初めての取り組みである直売店での就業体験では、惣菜の製造やパック包装、そして対面販売の接客を体験してもらいました。
その日は3連休の初日ともあって、お客さんはいつもより多く、バックヤードも少しピリピリしている中での就業体験でした。初めは従業員にもなかなか話しかけれず、必死に与えられた仕事をこなす学生でしたが、やり方を聞いたり、次の仕事を確認したりと次第にコミュニケーションを取るようになっていきます。
実はこの実習の裏テーマとして、学生にある課題を出していました。それは、売上アップのアイデアを1つ以上出すこと。業務中に積極的に従業員へ話しかけ、何が売れているのか、どんなことが問題と感じているのかなど、ヒアリングしなければいけません。
また、当店だけを見ても良い改善策は浮かびません。実は1日目のインターンシップ終了後、他の店の精肉売り場や惣菜コーナーを自主的に視察していました。
その甲斐もあって、二人ともなかなか鋭い指摘の改善点を見つけてくれましたし、従業員とコミュニケーションを取ることにも積極的に取り組んでくれました。
初めての試みでしたが、とても満足度の高い就業体験になったと思います。
「従業員の方から気さくに話しかけてくれましたし、参加者同士でもたくさんお話しできたのでよかった」
「このインターンシップで今まで以上に食品関連の仕事に就きたいと思うようになりました」