5day internship

2019.08.26~28・30~31

 

 

今回のインターンシップは5DAYで行いました。

畜産物の生産・加工・販売を見学・体験することで、学生達にとって非常に満足度の高い内容となりました。5日間を通して働くイメージや「大学やアルバイトではできない事」を学び、仕事の楽しさ、やりがい、大変さを体験していただきました。

(愛媛大学 農学部 食料生産学科、愛媛大学 工学部 応用化学科、聖カタリナ大学 健康福祉学部 人間社会学科、学生が参加)

 

 

5DAYインターンシップ 1日目】

 

最初に皆緊張した面持ちで自己紹介をして、そして会社概要をスライドにて説明しました。

 

その後すぐに会社を飛び出しブロイラー農場(養鶏農場)へ出かけました。皆初めての訪問で実際の現場に来て、養鶏農場の規模や鶏舎内の鶏の様子など興味深々でした。単に餌や水をあげるだけでなく、季節変化による飼育環境の整備や、病気の感染予防の取り組みなど、ビージョイとしても「食」の川上部門として重要な場所の一つです。

 

帰りに得意先の飲食店にて昼食へ。皆それぞれ牛・豚・鶏肉を使用した料理を美味しくいただきました。もうこの事になると最初の緊張感は無くなりサークルやアルバイトの話で楽しく話が弾みます。

 

午後からは会社に戻り製造工場の見学です。まずは納品された商品を保管している冷蔵庫・冷凍庫に行って若手社員から商品の流れの説明を受けてます。そして製造現場では牛・豚・鶏肉などの精肉をカット・スライス・ミンチなどをしている作業現場です。出荷先は様々で学生が知っている納品先の伝票を見て、幅広い得意先へ商品を出荷している様子を見て驚いていました。

学生達は「思った以上に寒かった」との反応でしたが、現場内の温度が年中一定の温度で管理されている為です。 

商品が入り加工されて出荷されるまでの効率的な物の流れと保管といった「ロジスティクス」の仕組みを勉強できました。

 


 

【参加者の感想】

鶏肉は普段スーパーでしか見ることが無かったが、飼育されている数を見て改めて食べ物の大切さが分かった。

鶏を育てる時に気をつけていることや、出荷までの日数など全く知らない事を沢山学べたので勉強になりました。             


 

5DAYインターンシップ 2日目】

午前中は松山市内のあるブロイラーの解体工場へ見学に行きます。ブロイラーと言われる食用の若鳥を1日に約15,000羽のブロイラーを屠殺している解体工場です。

事前に説明はしていましたが、皆どきどきしながら工場内へ入っていきます。生きた鶏がレーンに掛けられ解体される一連の流れは普段見ることができませんし、学生達が思っている以上に機械化され解体している事を知り驚いていました。改めて食べ物や命に対して感謝する事を実感します。普段みる事のできないブロイラーの解体工場に興味深々です。また物量や臭いなど現場でないと体験できない良い経験になったと思います。見学後は現場社員の方から衛生管理の取り組みや、日本の養鶏業についてなど、説明を受けました。

午後からは会社に戻り自社商品を使った昼食作りです。通常の家には無い業務用のスチームコンベクション(「焼く」「蒸す」「煮る」「炊く」「炒める」などが出来る、多機能な加熱機器)を使用した「牛めし」、自社のロングセラー商品で材料を炒めるだけのパック商品、酢豚・八宝菜、レンジ過熱だけで調理できるグラタンとチーズダッカルビをじゃんけんで各班に分かれて調理していきます。調理を通じてよりインターンシップメンバーと打ち解けたり、楽しく料理していきます。もうお腹に入らなくなる程食べた後、試作品の作り方、原価計算体験をします。

普段何気なくスーパー等に置いている食べ物ができる前の企画書段階から様々な工程を得て商品が出来上がる過程を勉強でき、利益を得られるように開発していく様子であったり、自分が考えた商品が実際の店舗に並ぶ時の喜び・やりがいなどを聞く事ができ勉強になりました。             


 

【参加者の感想】

解体工場では工程を図示して品質の向上にも作業効率の向上にも務められていることが分かりました。実際に現場を見せていただく事で、食や命に感謝しなければならないと感じました。   

試作品は相手企業とのやりとりで材料費などに制限がある中で、良い商品を考えて作るのはおもしろそうだと思った。


 

5DAYインターンシップ 3日目】

 

3日目は1日中品質管理の業務内容を体験します。午前中は品質管理部長兼工場長よりビージョイの愛媛県HACCP取組について勉強します。また実際に従業員研修で使用している動画研修を受け、翌日から製造現場に入る際の注意事項等を動画で見て、その後に理解度テストを実施します。ひっかけ問題があったりする中、一人だけ満点を取ることができてました。ビージョイの従業員でも満点を取る人はなかなかいません。昼食はお昼からお世話になる品質管理の若手社員2人と一緒に外食に行きます。就活や大学生活のアドバイス、若手社員だからこそ聞ける質問などの話で盛り上がります。

午後からは実際に品質管理の業務体験を行います。細菌検査体験では、実際に自分の手のひらの細菌でを検査しますが、手洗いする前の手と後の手の菌の多の違いを実験します。実験後の結果で以外だったのが、手を洗った後の方が細菌が多くなっていた事です。ただ今回のケースは「手洗いの仕方」が重要であり、簡単に洗っただけでは逆に手についている細菌が浮いて多く検出されるとの結果です。皆手洗いの重要性を再認識する事ができました。

次に食品表示ラベル作成体験です。実際の自社商品を元にどのように食品表示ラベルを作成していのか、作る際のチェックポイントや、原材料名・内容量など細かい表示事項がありますが、それを間違いなく作る重要性を認識する事がでいています。そういった品質管理を徹底すると共に、現場作業する方とのコミュニケーションも大切なことだと品質管理の社員から学ぶことができました。

 


 

【参加者の感想】

消費者が安心してスーパーなどで手に取ることができるようすごく細かいところまでラベルに記載されている事を知り勉強になった。

体験した事で仕事内容が身近に感じることができてよかった。


 

5DAYインターンシップ 4日目・5日目】4日目・5日目は実際に製造現場に入ります。2人と3人のチームに分かれ、別々の製造現場を体験してもらいます。

初日に見学していた場所でしたが、製造現場での雰囲気や1日の流れは実際に体験しないと分からない事ばかりです。普段やったことのない仕事なので出来ることが限られますが、最初は気を使いながらも徐々に慣れていってスムーズに熟す事ができてきます。思った以上に大変な面もありましたが、何よりもコミュニケーションを取る大切さを再認識することができました。

普段何気なくスーパーや飲食店で食べている食品ですが、食肉が加工されて商品になるまでには多くの人が関わっています。

今回のインターンシップで、畜産物の生産・加工・販売まで一貫した事業展開を身を投じて体験できましたら、普段のアルバイトや大学生活では体験する事ができない「仕事」を学べる事ができたと思います。


 

【参加者の感想】

製造現場でマスクや帽子を付けている為、目を見て会話する事という初歩的な事の大切さに気が付く事ができた。

製造現場ではいろいろな人と仕事する事ができ、新鮮で楽しかった。思った以上の物量と慣れない寒い環境で大変だったが、チームワークよく仕事をでき達成感があった。